
繰り返しの最初は、パターン1の「回数を指定する繰り返し」からだよ!

「10歩 歩く」だと、こんな繰り返しになるね!


基本型
for文


繰り返し構造も、ブロックになっているよ!!
パターン1のことは、「for文」とか「forループ」っていうよ!


「回数」のところに、繰り返す回数を指定すると、その回数だけ繰り返しながらブロックの中の処理が実行されるよ!
「カウント変数」というのは、いま何回目の繰り返しなのかを覚えておいてくれる変数なんだよ!


繰り返しでも、range( ) の後ろに「:」を付けるのを忘れないようにしてね!
それと、ブロックの中の処理をインデントしないといけないのも、忘れないでね!

使い方の例
📝1
繰り返した回数を確認するプログラムです。
for count in range(10):
print(count)

カウント変数は、いつも「0」から始まることになっているんだ!
そして、指定した「回数」より1つ少ない値まで変化するよ!
大事なことだから、覚えておいてね!

📝2
繰り返しを使って、10人分のハンバーグを作るプログラムです。
一人分のハンバーグを作るときの手順です。
1.材料を準備する
2.材料をこねて、ハンバーグの形に成形する
3.ハンバーグを焼く
4.ソースを作り、盛り付けたハンバーグにかける

これで、10人分作るときの繰り返しは、こんな繰り返しになるよ!

これをプログラムにすると、こんな感じかな!

for i in range(10):
print(i + 1, "人目のハンバーグを作ります。")
print("材料を用意する")
print("材料を練って、ハンバーグの形に成形する")
print("ハンバーグを焼く")
print("ソースを作り、盛り付けたハンバーグにかける")
print(i + 1, "人目のハンバーグが完成しました!")

カウント変数が「0」から始まるから、「1」足しているんだ!
「回数を指定する繰り返し」は、これで大丈夫だね!

やってみよう
⌨️1
偶数を順に10個表示するプログラムを、作成してください。
・繰り返しの中で、カウント変数を「2」倍すると偶数になります。
📖 解答例と解説
for i in range(10): print(i * 2)

特に意味をもたせる必要がないときには、カウント変数としてアルファベット一文字の「 i 」がよく使われるんだよ!
他には、「 c 」とか「 n 」もよく使われてるよ!

⌨️2
10から1まで、数が一つずつ減っていくプログラムを作成してください。
・変数を一つ用意し、数値「10」を代入しておきます。
・カウント変数を使って、この変数の値を一つずつ減らしていきます。
📖 解答例と解説
num = 10 for i in range(10): print(num - i)

カウント変数の i は0から9まで増えていくね。
numには10が入っているから、繰り返すたびに「10-0=10」「10-1=9」「10-2=8」.....
という風にカウントダウンしていくよ!

⌨️3
「#」記号を、縦に10個表示するプログラムを作成してください。
📖 解答例と解説
for i in range(10): print("#")

10回繰り返したいから、range(10)にするんだよ!
この問題ではカウント変数は表示しないけれど、
いま何回目の繰り返しなのかを覚えておいてくれる役割をしているね!

- 「回数を指定する繰り返し」は「for文」といい、ブロックになっている。
- 「for文」の中の処理は、頭に半角スペースを4つつけて「インデント」する。
- 「for文」では、「range(回数)」に繰り返す回数を指定する。
- 「カウント変数」は、いつも「0」から始まる。