
関数とは、決まった処理をしてくれる便利なプログラムのことだよ!


関数に渡す値のことを引数、関数が返す値のことを戻り値というよ!
関数に引数を渡して、処理をして、戻り値を返してもらうんだよ!



Pythonにはもとから準備されている関数がたくさんあるんだ!
今まで使ってきたprint( )やinput( )、range( )も関数なんだよ!一例を下に載せるね!


基本型
関数


関数は他のところにあるから、関数の名前をメッセージで伝えて呼び出す必要があるんだ。
関数を呼び出すときはこう書くよ!
( )の中に引数を入れることで、関数に引数を渡してあげるんだよ!

使い方の例
📝1
入力された二つの数字の最大値と最小値を表示します。
#戻り値をそれぞれ変数に代入しています
str1 = input()
str2 = input()
a = int(str1)
b = int(str2)
data_max = max(a, b)
data_min = min(a, b)
#戻り値がない関数です
print("最大値:", data_max)
print("最小値:", data_min)

input関数を使って好きな数字をキーボードから入力できるようにしているね!
入力された数字は文字列として扱われるから、int関数で数値にしているよ!


そして、max関数とmin関数で最大値と最小値を求めているよ!
print関数は引数として指定したものを表示するだけで戻り値はないよ!

📝2
リストの最大値、最小値、合計値、平均値を表示します。
data = [30, 20, 10, 40, 50]
#戻り値をそれぞれ変数に代入しています
data_max = max(data)
data_min = min(data)
data_total = sum(data)
data_count = len(data)
data_ave = data_total / data_count
#戻り値がない関数です
print("データ:", data)
print("最大値:", data_max)
print("最小値:", data_min)
print("合計値:", data_total)
print("平均値:", data_ave)

dataという名前のリストに入った5つの値の最大値、最小値、合計値、平均値をそれぞれ関数を使って求めているね!
それぞれの変数にどんな関数の戻り値が代入されているかよく確認してね!

やってみよう
⌨️1
ある30日間の気温の最高気温、最低気温、平均気温を関数を使って求めてください。平均気温は小数第1位まで表示させてください。
data = [7, 12, 11, 14, 7, 12, 14, 7, 9, 11, 12, 6, 10, 15, 11,
12, 15, 18, 21, 14, 11, 12, 9, 8, 12, 9, 12, 14, 13, 15]
📖 解答例と解説
data = [7, 12, 11, 14, 7, 12, 14, 7, 9, 11, 12, 6, 10,15, 11, 12, 15, 18, 21, 14, 11, 12, 9, 8, 12, 9, 12, 14, 13, 15] #戻り値をそれぞれ変数に代入しています data_max = max(data) data_min = min(data) data_total = sum(data) data_ave = round(data_total / 30, 1) #戻り値がない関数です print("最高気温:", data_max) print("最低気温:", data_min) print("平均値:", data_ave)

最高気温を求めるmax関数や最低気温を求めるmin関数を使っているね!
平均気温を計算するには、リスト内の全ての値の合計値が必要だから、合計値を求めるsum関数も使っているよ。


小数第1位まで表示させるために、結果を特定の桁数にしてくれるround関数も使っているね!
- 関数とは、決まった処理をしてくれる便利なプログラムのこと。
- 関数に渡す値のことを引数、関数が返す値のことを戻り値という。
- もとから準備してくれている関数がたくさんある。
- 関数を使う時は、関数の名前をメッセージで伝えて呼び出す必要がある。