

「条件分岐構造」には、3つのパターンがあるんだ!
これから、1つずつ順番に教えていくね!
まずは、パターン1からだよ!



「分岐パターン1」では、条件式を調べた結果が「True」のときだけ、何かのプログラムが実行されるパターンだよ!
でも「False」のときには、何もしないで次に進むよ!


基本型
if文


分岐パターン1のプログラムは、こんなブロックになっているとイメージするといいよ!
「if文」とか「ifブロック」っていうんだ!
もし、条件式のところの結果が「True」ならば、ブロックに入って中の処理が実行されるんだ!
だけど、「False」ならブロックの中に入らないから、何もしないで次に進んでいくことになるよ!


「if 条件式」の後ろに「:(半角コロン)」をつけるのを、忘れないでね
これも、よくあるエラーの1つだよ!
「ifブロック」の中の処理は、頭に半角スペースを4つつけるようにしてね!
こうすることを「インデント(字下げ)」って言って、インデントしている行は「ifブロック」の中として扱われるんだ!

使い方の例
📝1
2つの変数「number1」と「number2」に数値を代入し、もし変数「number1」のほうが変数「number2」より大きいときには、2つの変数の合計を表示するプログラムです
1.最初に、3つの変数を用意し、それぞれに数値を代入します。
2.もし、条件式が「True」なら、ブロックの中で足し算の計算をします。
3.その計算結果を、変数「sum」に代入します。
4.最後に、計算結果を表示します。
number1 = 5
number2 = 3
sum = 0
if number1 > number2:
sum = number1 + number2 #ifブロックの中
print(sum) #ifブロックの外

条件式のところは「True」になるから、「ifブロック」の中の計算が実行されるよ!
条件式の「>」を「==」にすると、どんな結果になると思う?
どうしてそうなるのかも、考えてみてね!

📝2
1.最初に、2つの変数を用意し、それぞれに文字列を代入します。
2.もし、条件式が「True」なら、ブロックの中の文字列を表示します。
3.もし、条件式が「False」なら、ブロックに入らないので、何も実行されません。
text1 = "Hello"
text2 = "Hello"
if text1 == text2 :
print("2つは同じ文字列です!")

条件式を調べると「True」になるから、「2つは同じ文字列です!」と表示されるね!
これも、条件式の「==」を「!=」にすると、どんな結果になると思う?
どうしてそうなるのかも、考えてみてね!

やってみよう
⌨️1
次のプログラムを、完成させてください。
1.2つの変数に、それぞれ数値を代入しています。
2.ifブロックの「条件式」のところを、2つの変数の大小を比較するように修正してください。
3.もし条件式が「True」なら、「number2の値のほうが大きい」と表示させるようにしてください。

変数名と、代入されている値に注意してね!
どんな条件式にすれば、「number2の値のほうが大きい」ときに「True」になるかな?

number1 = 5
number2 = 8
if 条件式:
print("number2の値のほうが大きい")
📖解答例
number1 = 5 number2 = 8 if number1 < number2: print("number2の値のほうが大きい")
⌨️2
次の、「数値が10より小さいかどうか」を判断するプログラムを、作成してください
1.1つの変数「number」に、数値を代入してください。
2.もし、変数の値が「10」より小さいときには、
3.「10より小さい」と表示させるようにしてください。

ここからは、何もないところにコードを書いてね!
最初に、変数に代入する値は「10」より小さくしないと「True」にならないよね!


そして、条件式のところでは、「変数と10を比較する」ことになるね!
📖解答例
number = 8 if number < 10: print("10より小さい")
⌨️3
次の、「文字列が"桜"と同じかどうか」を判断するプログラムを、作成してください
1.1つの変数を作成し、変数に何か文字列を代入してください。
2.もし変数の値が、文字列「"桜"」でないときには、
3.「桜ではありません」と表示させるようにしてください。

文字列を代入する、変数の名前は自分で考えてね!
条件式の中で使う、「等しくない」の演算子を覚えているかな?

📖解答例
#変数名は同じでなくていいよ tree = "梅" if tree != "桜": print("桜ではありません")
⌨️4
あなたが成人であるか、判断するプログラムを作成してください。
1.1つの変数を作成し、変数に数値で年齢を代入してください。
2.もし変数の値が、18以上(18も含む)のときには、
3.「あなたは成人です。」と表示させるようにしてください。
📖解答例
age = 22 #あなたの年齢 if age >= 18: print("あなたは成人です。")
⌨️5
点数が70以上(70も含む)の場合は、「合格」と表示するプログラムを作成してください。
1.変数や出力をどうするかは、自分で考えて作成してください。
📖解答例
score = 85 #点数 if score >= 70: print("合格")
- 分岐パターン1の基本型は、「if 条件式 :」と、続く処理をあわせた「ifブロック」。
- 「if 条件式」の後ろの「:(半角コロン)」を付けるのを忘れないよう気をつける。
- 「ifブロック」の中の処理は、頭に半角スペースを4つつけて「インデント」する。