はじめての
Python

基本型

randomランダムモジュール

「乱数」を使うときには、「random」モジュールというのを読み込ませることが必要になるよ！

最初の「import random」で、「random」モジュールを読み込ませているんだ！

「モジュール」というのは、Pythonのプログラムで利用できる、便利な道具みたいなものなんだ！

「random」以外にも、たくさんのモジュールが用意されているんだよ！
どんなモジュールがあるのか、興味があったら調べてみてね！

使い方の例

📝１
「１～９」の間の中から、ランダムな整数値を一つ生成するプログラムです。
実行するたびに、ランダムな数値が生成されます。
同じ数値が続けて生成されることもありますが、確率は同じです。

「１～９」の間だから、「最小」は「１」で、「最大」は「９」になるね！

何度も実行して、ほんとうに「１～９」の間の数値が生成されているのを確かめてね！

📝２
「１～100」までの間の中から整数値を一つランダムに生成し、生成された数値が偶数か奇数かを判定するプログラムです。

どんな数値が生成されるのか予測できないから、おもしろいゲームが作れそうだね！

どんなゲームが作れそうか、ちょっと考えてみてね！

やってみよう

⌨️１
サイコロを振ったときの出た目によって、「当たり」または「はずれ」と表示するプログラムを、以下のコードの下に追加してください。
もし、出た目が「１」「２」「３」のときは「当たり」、それ以外の場合は「はずれ」と表示するようにしてください。

📖 解答例と解説

import random

num = random.randint(1, 6)
print("サイコロの目：", num)

if num <= 3:
    print("当たり")
else:
    print("はずれ")

サイコロの目は「１～６」までだから、「最小は１」で「最大は６」だよ！

「当たり」と「はずれ」の判定をする条件文は、他にも考えられるから正しく判定できているなら、このとおりでなくても大丈夫だよ！

⌨️２
コンピューターが生成した数を当てるゲームを作ってみましょう。
「１～20」の間でランダムに生成された数値と、キーボードから入力した整数値とを比べて、２つが「同じ」かそれとも「大きい」か「小さい」かを判定してください。

・２つの数値が「同じ」場合は、「おめでとう！正解です。ランダムに生成された数は〇〇でした。」と表示してください。
・入力した数値が「大きい」場合は、「残念！あなたの考えた数は大きいです。正解は〇〇でした。」と表示してください。
・入力した数値が「小さい」場合は、「残念！あなたの考えた数は小さいです。正解は〇〇でした。」と表示してください。

📖 解答例と解説

import random

#キーボードから整数値を入力
user_input = int(input())
#1～20の間でランダムな数値を生成
random_number = random.randint(1, 20)

#生成された数値と入力値を比較
if user_input == random_number:
    print("おめでとう！正解です。ランダムに生成された数は", random_number, "でした。")
elif user_input < random_number:
    print("残念！あなたの考えた数は小さいです。正解は", random_number, "でした。")
else:
    print("残念！あなたの考えた数は大きいです。正解は", random_number, "でした。")

どうだった？うまく正解できたかな？

最小と最大の範囲を大きくしちゃうと、なかなか当たらなくなってしまって面白くなくなっちゃうから、たまに当たる程度にしておいてね！

これから、２つのサイコロを使ったゲームを作ろうと思っているけど、その前に複雑な条件文の作り方について学んでおいてほしいんだ！

そうすれば、もっと面白いゲームが作れるようになるからね！