

リストの中の値を取り出して何かを集計したり、リストの中の値を検索したりするときには、繰り返しを使うといいんだよ!
そうなんだ!特に、繰り返しの中の「for文」を使うといいよ!

使い方の例
📝1
繰り返しのカウント変数を使って、リストの中の値を一つずつ取り出して表示する。


これは、リストの中の値を、繰り返しを使って一つずつ取り出して表示しているプログラムだよ!
リストのインデックス番号を指定するのに、繰り返しのカウント変数を使っているところに注目してね!


わかりやすくするために、変化するカウント変数の値とインデックス番号で指定されたリストの値との対応を表にしてみたよ!
「range(10)」だから、カウント変数は「0~9」まで変化するよね!



インデックス番号も「0」から始まっているから、ちょうどいいんだね!
実際にどうなるか、実行して確かめてね!

class3B_score = [80, 63, 90, 48, 70, 75, 56, 85, 95, 60]
for i in range(10):
print(class3B_score[i])

それじゃ「range(11)」にしたら、どうなると思う?
class3B_score = [80, 63, 90, 48, 70, 75, 56, 85, 95, 60]
for i in range(11):
print(class3B_score[i])

11回繰り返すことになるから、最後の11回目のカウント変数は「10」になるね!


そうすると、インデックス番号が「10」の要素を指定することになる!
でも、リストにはその番号の要素がないので、エラーになったんだよ!
カウント変数を使うときには、繰り返す回数に気をつけるようにしてね!

📝2
リストのための「for文」で、リストの値を取り出す。

「for文」のカウント変数を使えば、リストの中の値を簡単に取り出せるんだけど、それだと繰り返す回数を間違ったときにエラーになることがよくあるんだ!
そのため、Pythonの「for文」には、カウント変数を使わなくてもリストの中の値を取り出す便利なやり方があるんだよ!



繰り返すたびに、リストの中の値が順番に変数に代入されるようになっているんだ!

このやり方だと、存在しない要素をインデックス番号が指定してしまうようなこともないので、エラーにもならないよ!

class3B_score = [80, 63, 90, 48, 70, 75, 56, 85, 95, 60]
for score in class3B_score:
print(score)

リストの値を追加したり、減らしたりしてもエラーにならないのを確認してみてね!
リストの要素の数に合わせて、繰り返す回数も自動的に調整されるよ!

- 繰り返しのカウント変数を利用すれば、リストの値を順番に処理することができる。
- カウント変数を使うときには、繰り返す回数に気をつける。
- リストを扱うための「for文」を使えば、繰り返す回数は自動的に調整される。